今回は転職して2社目の会社で働いていた時のことを書きます。
1社目で働いて4年が経った頃、同じような仕事の繰り返しでこのままでは成長がないと思い、転職活動をしました。
転職先としては、自分はコンサルとかは無理だろうと思い、とある大手企業の子会社を受けて内定を貰いました。この時は上述の通り前向きな志望動機で活動していたので、割とすんなりと内定が出ました。親会社の看板も大きくて安定していますし、収入もアップして残業代もきちんと支払われるようなので、内定を貰った時は純粋に嬉しかったです。
ただ、残念ながら嬉しさのピークはそこまででした。
いざ入ってみると昭和の体育会系っぽい社風で、ゆるふわ文化系の自分には合わないと感じました。上下の序列はきっちりと線引されていて若手には人権がないような感じでしたし、「叩いて伸ばす」を信条としているような方が多くいました。「自分たちも若い頃はそうされてきたから」という理屈で。
更に私はその中でも常軌を逸した厳しさを持つ上司を引いてしまい、入社初日から「オイ!」とか怒鳴られました。私が粗相を積み重ねた結果としての「オイ!」ではなく、初手からいきなりかます感じでの「オイ!」です。
それからはとにかく奴隷のような扱いで、質問するととにかくすぐに「自分で考えろ」とキレてまともに答えてくれないし、かと思えば早く終わらせろと次々タスクを投げてくるしで、入社2週間くらいで早くも転職を(わりと本気で)検討するほど追い込まれていきました。(転職して職位が上がったことにより求められるレベルも上がりましたが、それにキャッチアップできていない自分にも非や隙はあったと思います。)
幸いその時は他のプロジェクトで欠員が出たのでそちらへ回されることとなり、その上司の元からはいったんエスケープすることができました。
そこから1年半くらいは社風が合わないという違和感を抱きつつも何となくやり過ごしていたのですが、その次のプロジェクトが本格的にメンタルブレイクする引き金となりました。
そのプロジェクトでは以下の悪条件が重なりました。
・本来は半年ほどかけて進めるべきプロジェクトだったが、顧客側の都合で納期は三ヶ月しかなかったため連日デスマーチ状態。
・営業のミスで全く知見のない分野の「コンサル」としてアサインされる。
・同じチームの上位者からは足でまといとしてとにかく邪険に扱われる。
特に2点目と3点目がキツかったです。「何が分からないのかも分からない」ような状態のため作業を振られても思うように手が動かなかったのですが、そんなことはおかまいなしに次々とわんこそばの如くおかわりが盛られてくるため手元には消化しきれないタスクが山積し、進捗報告では「一体何をやっているんだ」と詰められる日々が続きました。
さすがにこのまま居残るのは双方にとってよくないだろうと思い、自社の上司に引き上げてもらうよう相談もしたのですが、そういう時に限って何とか残るよう優しく慰留されてなかなかやめさせてはもらえませんでした。(上司からすると代役を探したりしないといけなくなるので、やめられると面倒だったんだろうと思います。)
また、この頃から適応障害の症状もはっきり出てきて、常に不安や焦燥感に苛まれていたり、途中覚醒で夜中の3時くらいに目が覚めてそこから眠れないまま仕事に行くような日々が続きました。3〜4時間しか寝られなかっただけでも辛いのに、朝になったらそこからまた嫌な職場に行って遅くまで働かないといけない・・・この絶望感は今思い出すだけでも気分が塞ぎます。
心療内科に通って抗不安薬や睡眠薬を処方してもらっていたのですが、それらも焼け石に水であまり効果を実感できませんでした。
こうした地獄の日々に耐えて三ヶ月の任期は何とか全うしたのですが、その後は燃え尽き症候群のような状態でヘロヘロになり、更に上述の上司の指導がより一層(こちらからすると理不尽とも言えるほどに)厳しくなったため、「あ、もう無理・・・」と思って休職を申し出ました。
全体的に重いトーンになってしまいましたが、この会社でのエピソードは以上の通りです。
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