今回は私が新卒で入社した会社での話をしていきます。
まずこの会社は、
・150時間残業しても、時間外手当は10時間までしか支給されない。
・新人でも現場には3年目として売り出される。
・HPには社員数500人と記載されているが、全社員が強制参加の行事に出ると明らかに70人程度しかいない。(協力会社の人たちもカウントしているのではないか?という噂もされていました。)
など、いろいろとユニークな特徴の見られる会社でした。
また、当時はまだブラックな働き方がまかり通っていた時代で、3年目くらいまでは23時退社がデフォルトの日々でした。(たまに21時くらいに退社できると、「今日は早いな。帰ったら何しよう。」とワクワクしていました。)
そんな中で私は上位者の書いた設計書をもとにプログラミングを任されていたのですが、それはもう百人組手のごとく、昼夜を問わず何本もプログラムを組まされました。
ただ、その当時はもちろん辛かったのですが、今思い返すと(喉元過ぎて何とやらかもしれませんが)そこでだいぶ基礎が身についたように思います。その後、自分が設計書を書くことになった際も地に足のついた設計(開発者からあまりQAの飛んでこない設計)ができるようになりました。
メンタル面についてですが、私は単に労働時間が長いだけの場合はまだ耐えられるタイプのようで、体力的にはキツかったのですが、精神面が仕事で削られるということはなかったように思います。能力に見合わない仕事を振られているわけでも、人間関係が悪いわけでもなかったので。
こうして社会人4年目くらいに差し掛かった頃、同じような仕事の繰り返しでスキルが向上している実感が湧かなくなってきたため、この時は純粋に「もう少し上流工程のスキルも身につけたい」という思いで、転職活動をすることにしました。
その転職先の会社選びに失敗してメンタル疾患が発動することも知らずに・・・。そのあたりの経緯はまた次回の記事で書こうと思います。
コメント